【フリーランス人生】③カメラマンになる為の勉強って何が必要?

カメラマンへの道のり

どんな職業でも同じだけど、カメラマンという職業は、
「よしっ!カメラマンになるぞ!!」
っと言って、すぐに始められちゃいます。

最近カメラの性能も良くなったことで、ちょっと手を加えればそれなりに
きれいな写真は撮れる。
そして、周りの人たちから「うまいね!」といわれれば、その気になり、

カメラを買って
「よしっ!今日からカメラマン!!」
と言う子がいますが、決してそんなに甘い世界じゃないよ。

 

みんなの目を引く、イイね!をたくさんの人がしてくれる、
綺麗な写真が撮れればいいんじゃないの?

インスタのイイね!が超多いんだけど!

 

結果がそこになってるけどね、それは、自分の作る写真の世界観をみんなに、
すごいね!と共感してもらっているだけ。

 

じゃぁその「イイね」を共感してくれている人たちの希望する写真を撮って、あなたは
お金を請求できますか?

【通常の、カメラマンとしての仕事の流れ】

依頼者: 希望するイメージ写真撮影を依頼する。
カメラマン:イメージ以上の写真を撮り納品。
依頼者: 大満足で撮影費用を支払う。

これが通常の、カメラマンとしての仕事の流れですよね。
依頼者が望む写真を撮るための技術がなければ、仕事は成り立たない。

 

「イイね」を共感してくれている人たちが多いのは、

自分発信をして、イイねをたくさんもらっている! = 作品集や個展。

になる。
個展や写真展で、共感してくれる人が多いから、今日からカメラマンになる!と
いうのはおかしな話し。

それではカメラマンとは言えない。
趣味は、写真を撮る事といっていた方がよっぽどいいのではないかな。

クライアントのイメージする世界観てを作ることはできる?

 

どんなものでも取ることはできる!
と自信をもって仕事を開始しなきゃ、「できません」といった時点で終了。
分野が違うから「できません」と言うのはありですけどね。

カメラ技術は、光や影を使って、さらに被写体を引き立て、広告として見た一般
ユーザーの心に印象つける写真を撮ることができる様になるには、写真の勉強
も必要だし、現場経験を積み、様々な撮影に対して、応用ができる知識をつけて
おかなきゃ、カメラマンとは言えないよね。

 

仕事は受けたけど、実際やってみたら、自分はでは納得している写真なのに、

クライアントは、更にいろんなことを要求してくる!

もう無理!出来ない!!限界!!!

 

なんて、現場で言う事ってできないよね。もしそれをしちゃったら、信用 ゼロどころじゃ
済まない。その撮影にかかった経費は、全て賠償問題にまでなりますよね。

 

だから、勉強と経験は必要なんです。

 

カメラマンになると、失敗も許されない

僕の知り合いのフリーランスカメラマンは、ある有名なタレントの撮影で、1ヶ月に渡り、
スケジュール調整をしながら撮影をしたんだけど、まさかの撮影失敗。。。

単純なミスだったんだけど、当時フィルム撮影だったから、露出設定、シャッタースピード
設定などといった設定ミスだったそうです。

仕上がった写真は使えない。。。

そこで何が起きたか。。。

タレントのスケジュール仕切り直し
スタジオ確保
その他もろもろ経費

の賠償額

 

約3千万円超え!!

結局、そのカメラマンは家を売って、賠償しました。
フリーランスカメラマンという職業っていうのは、そのくらい責任のある職業なんですよね。

 

フリーランスだったから自分の責任。
最近では、大きなプロジェクトの撮影は、フリーランスでなく法人でなければ仕事は依頼し
ないという企業も増えてます。

 

撮影の時って、撮影時間も制限されていて、タレントさんも時間の拘束時間は決まっている。
その決められた時間の中、撮影依頼のイメージに沿って照明を組む。
照明が決まれば、露出を合わせて写真を撮る。
現場に慣れていなければ、大抵パニくる。
クライアントのイメージに、自分のイメージをさらに付け加え、写真を見せた瞬間、みんなが
『うわっ!イイですね!』と驚いた時、新しい作品が生まれた時です。
この瞬間がたまらなく気持ちがいいんですよね。

イマイチだったときは最悪。
でもテンパらないで、一つ一つクリアにして、光の調整。
そうしながら、イメージに近づけていく。

どんなリクエストにも答えられる様に勉強するんだよね。でも、クライアントのイメージを取り入
れるだけじゃ、ロボットだから。

そして、あと失敗するほとんどんの場合は、想定外のことが起きた時にパニくる
判断力を失っちゃう。だからどんな状況でも、冷静な判断ができる様に、撮影現場での経験を
つむしかない。経験から得るしかないんですよね。

 

カメラマンになる為の、勉強って何が必要?

 

↑スタジをで働いていた時の写真。笑笑

 

さて、勉強するには順番がある。

#1 学校で、写真の基礎を学ぶ。
専門学校や学校
専門学校や学校では、写真の基本を学びます。
実践授業もありますが、教科書で、基本的な事を
学ぶ。
#2 貸しスタジオで、撮影現場を学ぶ。
貸しスタジオで現場を学ぶ
貸しスタジオでは、実際の撮影現場で、スタジオワークをする事で、照明(ライティング)、カメラマンの撮影
アシスタントとして働きながら、現場を学びます。
それぞれのカメラマンの、表現する撮影ライティングは全然違うので、すごく勉強になりますね。
今後、カメラマンとして活動していくのであれば、スタジオ経験は、必須だと思います。そして、
いろんなカメラマンのライティングを見ることで、あらゆる撮影に対応ができる知識と経験が、絶対にカメラ
マンになった時に役立ちます。カメラマン人生の財産になるといっても過言ではないと思いますよ。
#3 個人のカメラマンの助手に付く
個人カメラマンのアシスタント】
カメラマンの仕事の全てを勉強できるのがこの時期。現像の指示(今は写真加工のやり方)。
写真の仕上がりを見ることができる。→スタジオだと、仕上がりを見ることができないからね。
撮影ライティングや撮り方仕上がり納品
 
このすべての工程を見ることが、相当勉強になるんだよね。「こうしたらこうなるのか!」ってね。
そして、ここでは勉強の他に、クライアントとの人脈も出来上がる。アシスタントをつけるくらいの
カメラマンだと、仕事内容のランクも上の仕事が多い。という事は、クライアントの担当者の方々
も、役職のついている人が多いんだよね。だから、「独立します!」ってなった時に、いろんな人
を紹介してもらえる。そうやって、様々な撮影に対応が出来るよう、撮影技術と対応法の引き出し
をいっぱい持って独立します。
引き出しの数は勉強もあるけど、そのほとんどは、現場経験で培うもの。引き出しが多ければ多
い程、予期しない状況にも対応ができるようになるので、当然自信に繋がります。
撮影って、常に何が起こるか分からないし、天候にも左右されるし、そして一番は、クライアントから
の意見を取り入れることができる様にするためにも、カメラマンとしての引き出しは、多くなきゃね。
だから、学校を卒業してから、こうした順で、勉強をしながら引き出しを増やしていきます。
引き出しの少ないカメラマンは、

職業としては、長続きできないんじゃないかな。

そしてこの「人脈の枝分かれ」が、すごく重要。技術、そしてどんな時でも冷静な判断と、冷静なフット
ワークができていれば、人脈はどんどん広がります。

専門学校を卒業してから、カメラマンとして独立まで、約5年~6年といったところでしょうかね。
勉強のやり方次第では、もっと早く独立する人もいると思いますね。
でも、早ければいいってことでもないんですけどね。独立が早いと、本人としては結構不安だと思います。
現場で、何が起こるかわからないんですからね。

撮影現場でのシュミレーションをする

これも、必要だと思います。
僕も独立したばかりのころは、シュミレーションを常に頭に描いていました。
現場がわからないので、シュミレーションができない状況での撮影が入った時には、
撮影前日に、同じロケーションに行って太陽の傾きを見に行ったこともありました。

カメラマンになる為に、学ばなければならない事とその理由は、だいたい分かってもらえたでしょうか。
フリーランスカメラマンとして、将来活動するのであれば、最低何にでも対応できる撮影技術と、現場
を経験しておいた方がいいですよ。

 

freelance life

 

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