カリフォルニアでフリーランスが認められなくなる時代

ビジネス・フリーランス人生

 

 

さて、タイトルにもありますが、カリフォルニア州ではフリーランス(個人事業主)が認められなくなりつつあります。理由としましては、フリーランス(個人事業主)に仕事を依頼した時、何かが起きた場合にどれだけの責任能力があるのか。果たして損害賠償が発生した場合、どこまで責任を追及できるのか。と言った疑問や不安から、フリーランスとは契約を結ばない、仕事の依頼をしない企業が増えてきました。そして2020年1月から更に、フリーランス(個人事業主)では仕事を請け辛くなっています。何が起きたのか。どう対処すればいいのか記事にしたいと思います。

 

 

アメリカでの動きは、日本でも適応され始める事も多いので、この記事を参考に自身の状況を考えた上で検討してみて下さい。

 

 

フリーランス(個人事業主)とは

 

私は、24年間フリーランスとしてフォトグラファー(カメラマン)をやってきましたが、ロサンゼルスに拠点を移して1年後には会社を設立しました。

最近よくSNS投稿で「フリーランスになりました!」とか「フリーランスになりたい!」などと言った記事を目にしますが、個人事業主とフリーランスの違いは、個人事業主とは、株式会社や合同会社など法人を設立せずに個人で事業を経営する人のことを言いますよね。

 

そして、フリーランスとは、特定の企業や組織に属さず、仕事ごとの契約を結ぶ働き方のことですが、個人事業主とは税務上の所得区分のことを言い、フリーランスとは契約や働き方のことを指しているので、フリーランスでも会社を設立していなければ、個人事業主ということになります。

フリーランスで仕事を請ける事はひとつの事業ですよね。事業となれば、仕事を進める上で必要なものを購入すれば経費が発生するし、誰かに手伝って貰えば人件費も発生します。そうなれば、収入と経費は分けて確定申告をしなければなりません。私も、フリーランスフォトグラファー(カメラマン)として日本で活動していた頃は、個人事業の開業届を税務署に申請して、毎年青色申告をしていました。

 

ですので、職業はフリーランスではなく個人事業主です。アメリカでは、職業にフリーランスのカテゴリではなくSelf-employmentになります。また税務上の所得区分:Individual Businessになります。

 

他の記事を見たら、フリーランスと個人事業主は違うと言った記事も目にしますが、私はフリーランスでも自分が得意としていることを仕事にしてお金を稼ぐ事業として展開しているのですから、個人事業ではないでしょうか。

 

 

 

個人事業主に必要な手続き

 

個人事業主として税務署に「開業届」を提出します。届け出用紙に事業名(屋号)を記載する箇所があるので、前もって屋号も決めておきましょう。「開業届」の提出の際に、「所得税の青色申告承認申請書」を提出しておくと、青色申告を行うことができるので税務上便利になります。

 

 

せっかくの設立記念日!
この際だから、屋号の入った印鑑を作っておくと便利ですね。
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カリフォルニアでフリーランス活動はデメリットだらけ

 

 

 

 

カリフォルニア・ロサンゼルスでは、個人事業の開業届も出さずにフリーランスとして活動する事はできません。お金を得る場合、必ず市の税務窓口に個人事業開業届けの申請をしなければなりません。個人事業届けの申請場所は、ビジネスをする地域管轄のCity Hall (市役所)にある税務受付け窓口で届出用紙を提出して、ビジネスライセンスを発行してもらいます。そしてこのビジネスライセンスを提示する事で銀行口座を開設してビジネスをスタートさせることができます。(申請費用は無料)

 

 

 

 

この様に手続きは簡単ですが、最初に説明した通り近年フリーランス(個人事業主)は、何かが起きた時にどれだけ責任能力があるのか。損害賠償が発生した場合、どこまで責任を追及できるのか。疑問や不安から、フリーランスとは契約を結ばない企業が増えましたが、この問題を解決するには、自分が怪我や病気をした場合、自分と同じ請けた業務に対する責任感のある人材へ敏速に業務の委託ができるネットワークと、賠償責任問題に発展した場合の事を考慮してビジネス保険に加入しなければなりません。しかし、このビジネス保険も法人でなければ掛ける事も出来ない保険会社も多く、個人事業主としての経営は非常に難し区なってますね。

 

更に、フリーランス(個人事業主)に仕事の依頼をしない様にと言った呼びかけが、2010年1月より税務署から、各会社へ指示が始まりました。仕事の依頼先が法人でなければ、仕事を依頼した側が経費として計上する手続きが相当ややこしくなっているので、今後フリーランスに仕事を依頼する中小企業も少なくなっていくのではないでしょうか。

 

 

ビジネスで必須アイテム!!

 

対応とまとめ

 

さて、どうすればいいのか。

方法はひとつです。会社を設立して法人登録をするしかありません。株式会社なのか、合同会社なのか。。。業務の内容に合わせて設立した方がいいですね。

 

こちらの会社設立完全ガイドは、詳しく会社のことを説明しているので、こちらを参考にしてみるといいです。

 

 

私は、株をはっっこうするほど大きな企業にしようと思っていないので、LLC(合同会社)を設立しています。合同会社(LLC)は、株式会社より小規模な会社に適する組織形態として生まれました法人。LLCはLimited Liability Companyの略で、直訳すると「有限責任会社」になります。

 

まとめですが、フリーランスとして独立を検討している方々は多いと思いますが、現在のロサンゼルスの状況からすると会社設立は必要になります。今後、日本でも必要になってくるのではないかと私は思っています。

また会社を設立した方がメリットも多いのも確かです。

・信用度

・節税

・資金調達

・何があっても個人資産が差し押さえられない←訴訟の多いアメリカではこれが一番重視されてます。何かあれば会社を潰すと言った考えです。

 

 

個人事業主とは違い、会社を設立したらお金を自由に使えないところはデメリットでしょうか。

 

これからどの様に進めていくか検討されている方は、是非このk事を参考にしてみてください。どちらにしろ「仕事は楽しむ」事が一番ですね。

 

 

 


 

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