
こんにちは。
ロサンゼルスへ移住して15年が過ぎました。海外移住生活が始まってから、色々経験した事などを記事にています。これから海外へ移住を計画している人、また移住したらどんな感じなんだろうと考えている方に読んでいただけたらと思います。
今回のお話しのタイトルは、【第3章】アメリカ生活!日本とはここが違う。知っておくべきマナー10選でまとめてみました。アメリカ生活を始めたけど日本との違いを理解していなかった事で、相手に呆れられたり、恥をかいたりした事は私も随分とありました。しかし、こういった事は前もって知っておくことで、恥を描くことも少なくなると思いますので、今回の記事で”前もって知っておきたい日本文化との違い”を参考にしてください。
目次-Contents-
前もって知っておくべきマナー10選
アメリカと日本の関係はとても深いですが、文化は全く異なります。ほぼ単一民族の日本人と、移民によって誕生したアメリカとでは国民性もかなり違うため、初めてアメリカ人と出会った人は考え方や文化の違いに戸惑ってしまうことも多いです。
国が違えば、当然文化が全く違ってきます。文化が変われば日本では当たり前の事が、アメリカでは通じないといった事はよくあります。しかし、こういった事は前もって知っておけば、呆れられたり、恥を描く事は避ける事ができる事なので、渡米前に押さえておきたいポイントを10選してみました。是非参考にしてみてください。
まずアメリカ社会を知っておく
アメリカ合衆国は、多民族で構成された国です。ヨーロッパ系の白人や中南米系のヒスパニック、アフリカ系の黒人や、太平洋諸国のアジア人、そしてネイティヴアメリカンなど様々な人種が集まっています。アメリカは、もともと移民によってできた国なので、多種多様な人種が入り混じっている為、さまざまな国や宗教の文化や習慣、価値観に触れることができます。ほぼ単一民族の日本とはかなり異なりますよね。
アメリカに住む多くの人達に共通するのは、「自分の意見をはっきりと主張する」と言った点です。周りの空気を読む能力が、重要とされる日本とは大きく違い、アメリカでは「個性(individuality)」を重んじ、権利や主張、希望や夢などをしっかり相手に伝える事が重要とされています。これができなければ結果的に、生活面、仕事面でも相手にされなくなってしまいます。
こういった行動は日本人から見ると「K・Y」にみられてしまうかもしれませんね。生活面や仕事面で自分を言葉で主張する行為は、日本人からするとかなり違和感があります。しかし、自分からだけの一方通行の主張ではなく、相手の個性や考え、夢など尊重するのもアメリカ人に共通して見られる特徴なので、個人的な意見として、アメリカ人に自分の考え方などの相談をすると、真剣に考えてくれ、色々な面からの目線になって意見をしてくれる人が多いです。これはアメリカの国民性と思っており、とても好きです。そして、ダメな事はダメ。良い事は良いとはっきりしているところもアメリカ人の特徴だと思います。
あいさつ
挨拶は最も大切な最初のコミュニケーションです。
アメリカドラマや映画を観ていると分かる様に、アメリカ人はとても社交性が高く、フレンドリーな人が多いです。初対面の人でもすぐに仲良くなるし、知らない人同士でも、道ですれ違ったりした時には、アイコンタクトをしたりして、コミュニケーションを取り合います。仲の良い人とは、握手、ハグやキスなどのボディランゲージでの挨拶が多いのもアメリカ人に共通して言える特徴ですが、今回のコロナウイルス感染拡大により、ソーシャルディスタンスを守らなければならないので、しばらくの間は、ボディーランゲージのハグやキス、そして握手もなくなるのではいないでしょうか。
いつになったら、再びボディーランゲージは再開するのか。以前書いたブログでコロナウイルスはいつまで続くか記事にしていますので気になる方はご覧ください。
レディーファースト文化
アメリカでは、レディファーストが当たり前の国です。男性が女性に対してホテルやレストランのドアを開けてあげたり、エレベーターでは女性優先にで先に降りてもらったりと、女性を優先する事を当たり前の行為としています。
このレディーファースト文化は、自分の奥様、彼女、知り合いの女性にだけにする行為ではありません。見知らぬ女性にも、レディーファーストは当然のことです。お店に入る時など後ろに知らない女性がいれば、先に通してあげたり、ドアを開けてあげたりします。レディーファーストに慣れていない日本の文化の日本人男性からすると、なかなか照れくさいかもしれませんが、アメリカでは「レディーファースト」は当たり前の行為なので、是非アメリカを訪れた際は挑戦してみてください。
気になる喫煙制限
日本では、タバコの喫煙は20歳から大丈夫になりますが、アメリカの場合、州によって喫煙しても良い年齢は違います。過去では多くの州での喫煙は18歳から、お酒は21歳からでしたがカリフォルニア州では、喫煙、飲酒は21歳からに法律が変わりました。しかし、軍隊関係者は、法律改善前の18歳から喫煙ができるようです。
※州ごとに年齢制限が異なったり、宗教によって細かい特例があったりします。法律改善も頻繁に行われているので、渡航先の規則を必ず確認してください。
アメリカでのタバコの販売は、日本のような販売機はなく、スーパーやコンビニなどでIDカード(身分証明書:政府発行のもの ■ 運転免許証 ■ パスポート)をレジで見せて購入します。アメリカでは、タバコとお酒の販売に関しては、必ずIDの確認をするように法律で決められています。レジには、レジ担当者名とID確認(厳しいところではIDのスキャン)を記録されます。
・ID確認と言われたよ!俺もう40歳すぎてんですけど!!
と言ってる方もよく見かけますが、IDを要求するのは、見た目の年齢ではありません。IDをスキャンしなければならない場合と、全ての人のID確認をしなければならないと言ったお店の規則だからなので、IDを要求されても絶対に逆らわずに従ってください。
また、IDを持って行っていなかった場合、販売してもらえません。
ホテルのロビーやレストラン、バー、カフェなど、屋内の公共エリアでは全て禁煙です。アパートでも禁煙になっているところが多く、喫煙をするには、通り(ストリートやパーキング)に出て、店舗などが周りにある場合、その店舗の出入り口から左右3メートリ以上離れた場所でなければなりません。また、地域によって、ストリート沿いでも喫煙ができない場所もあるので、渡航先の市のWebsiteで調べておいた方がいいですね。それと、砂浜(ビーチ)での、喫煙、飲酒は禁止されているので気をつけてください。
マナーとして、屋内では帽子を取る
室内で帽子をかぶることはマナー違反かどうか?
これに対しての答えはケースバイケースと言えます。ひと昔前では、室内で帽子を脱ぐことがマナーとして常識でした。しかし、時代は多様化して、現在では、時と場合によって異なるといえます。基準は、相手を不快にさせないかどうかです。
現在は杓子定規で、室内で帽子をかぶったままでいることがマナー違反かどうかは判断が難しくなっています。そもそもマナーとは相手が不快に感じるかどうかとを視点に考えた方がいいのではないでしょうか。カジュアルなレストランやフードコートなどでは比較的帽子はかぶっていても大丈夫でですよね。しかし、一緒にいる人が目上の人で、帽子を室内でかぶることをよく思っていない人であれば脱いだほうがいいです。そう言ったことから、帽子を室内でかぶるのがマナー違反かどうかはケースバイケースとなるのではないかと思います。
私は、高級なレストランや、ご年配の方々が集まる様な場所に行く時は、室内では帽子を被りません。
私は以前、アメリカ人の方に、室内で帽子を被っていて怒られた事があります。アメリカのプロゴルファーで有名な、アーノルドパーマー氏のゴルフ場のクラブハウスに毎年仕事で行きますが、ここでは屋内に入る際、必ず帽子を脱がなければなりません。その事を知らず、帽子をかぶったまま室内に入り歩いていると、ご年配の白人男性に怒られました。それからは、行く場所によっては、今でも帽子を屋内でかぶる事はマナー違反と思われ、相手を不快な思いにさせてしまう場所もあるという事を知り、行く先の雰囲気を考えて、服装など気にするようになりました。

手招きジェスチャーはダメ!
こっちにおいで!
注意したいのが、手招きをする際のジェスチャー。こっちにおいで!と手のひらを下にして「招き猫」のように手招きをする動作。これをアメリカやると、まったく逆の”Go way!(あっちに行け!)”という意味になってしまいます。
日本の手招き行動は、子供に笑顔で「あっちに行け!」と言ってるように見えてしまう。
これはよくないですよね。下手したら子供に対しての虐待とも思われてしまうような行動です。十分に気をつけましょう。
下のこの写真も、お母さんは子供に「おいで」と笑顔で手招きしていますが、アメリカ人の目には、笑顔であっちに行け!と子供に言っているように見えています。
アメリカで「おいで!」と手招きをする時は、手のひらを上に向けて指を手前に動かすようにします。
日本だとこのジェスチャーは、相手を挑発するときなどに使われる事が多いので、逆にこれは日本で使わない方がいいかもしれませんね。(難しい)
このジェスチャーは、おいでだけではないです。お先にどうぞとか、交差点などで歩行者に対しても、どうぞお通りくださいと言った時も、手のひらを上に向けて指を進行方向の方へ動かすようにします。
下の画像ですが、日本では交差点などで、お先にどうぞとか、どうぞお通りくださいと言った意味のあるこのジェスチャーは主に「どうぞ」と言った時によく使うと思いますが、アメリカでは、「Why?」になってしまいます。交差点でこのジェスチャーをすると、歩行者や、対向車のドライバーは怒り始めてしまいます。
こちらは「お先にどうぞ」と笑顔でこのジェスチャーをしているのに、相手には、なんで渡るんだ!なんで行くんだ!あなたの行動は理解ができない!と笑顔で相手を侮辱しているように見えてしまいます。
これは私も経験者で、最初は理解ができませんでした。
交差点で横断を待っている歩行者がいたので、「お先にどうぞ渡ってください」といった気持ちで、このジェスチャーをしていましたが、いつも歩行者はこっちを見て怒ってました。対向車のドライバーも同じ様に怒ってましたね。進路を譲っているつもりでこのジェスチャーをしているのに、なぜ相手はみんな怒るのか全く理解でができませんでした。最初は、怒ってえる様に見えるのか?など思っていた時期もありましたね。笑
しかし、誰も教えてくれる人もいなかった事もあり、しばらくこのジェスチャーをしていましたが、映画を観てこのジェスチャーは、相手を侮辱している様に見えていたことに気付きました。
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どんな時でも中指は絶対禁止!
さて皆さんは、中指を立てる事はダメな事と理解はしていますよね。どんな時でも中指の使用は、誤解を生じてしまうのでダメな事はご存知ですか? 結構無意識で使用している方は多いので気をつけましょう。
・書面を見て説明する際、「ここ部分がね。。。」と指で指したとき中指を使ってませんか?
・ちょと顔がかゆい。一瞬でも中指でカリカリとかいてませんか?
・メガネのズレを直す時、中指を使ってませんか?
ちょっとした仕草でも、敏感に気づく人は多いので、絶対に使わない様にする事を常に心がけておいた方がいいです。無意識は怖いですよ。
チップ文化
アメリカはチップ文化があります。英語では”Tip(ティップ)”、”Service Charge(サービスチャージ)”、”Gratuity(グラテュイティ)”などと呼ばれています。この中でもアメリカで使われる機会が多いのが、日本人になじみの薄い英単語である”Gratuity”。例えば、伝票にService Chargeでも、Tipでもない。”Gratuity Included”と記載されている事があります。これは、合計金額にチップが含まれていった意味なので、チップの記載をしなくてもいいです。チップ不要となります。
たまに、余った小銭でチップを支払えばいい!と言っている方がいますが、これは、サービスをしてくれた人を侮辱している意味になるのでマナー違反というのは、ぜひ覚えておいてください。ホテルのハウスキーピングの人へのチップも同じです。
チップが必要なサービスや金額は、下記を参考してください。
ホテルのロビーから客室まで荷物を運んでくれるポーターに対しては、荷物1つにつき$2〜$5。
ホテルのシーツ替えや清掃などをしてくれるハウスキーピングサービスに対して、$2〜$3/1人が相場。毎朝、ベッド横のテーブルに置いておいておきます。
料金の10〜15%がタクシードライバーに対するチップの相場。重い荷物を手伝ってくれた場合などは荷物1つにつき$1ドルを加えて渡してあげると良いでしょう。チップは「気持ち」なので、良いサービスを受けた際はチップに還元するのがマナーです。
レストランのランクによってチップの金額は増減します。例えば、高級レストランの場合だと、25%以上チップとして支払うのがマナーなのに対し、一般のレストランだと、15〜20%程度が相場です。
アメリカのレストランでは、支払いは席で行うのが一般的。支払いの際にチップを担当のウェイター・ウェイトレスに渡すようにしましょう。ファストフード店やフードコートなどではチップは不要です。
洗濯は乾燥機まで
日本では、天気がよい日の外干しは、太陽光で洗濯物がすぐに乾き、雑菌の繁殖やイヤな臭いを防いでくれ、着た時の気持ちよさと、匂いが好きな方も多いのではないでしょうか。しかしアメリカではその正反対で、洗濯物は乾燥機で乾かすのが当たり前です。乾燥機にかけたくない衣類は、部屋干しが一般的です。
警察官に止められた場合の対応
アメリカでは警察官 (Police Officer)は「圧倒的に高い地位にいる」と言った認識です。日本でも、警察官の立場的には同様ですが、日本の警察官の場合、国民に対して敬語で接したり、トラブルにならない様に気を使うなどしていますが、アメリカの警察官は、住民に気を使う事など絶対にあり得ません。アメリカでは、警察官の指示には素直に聞かなければ、留置場に入れられ面倒なことになってしまいます。その為、警察官に対して逆らったり、怒鳴ったりする人は基本的には居ません。泥酔者、ドラッグ中毒者、犯罪者などは別ですけどね、
交通違反などで警察官に止められた際には、絶対に警察官の指示に従ってください。異議申し立ては後日裁判所で申し立ててください。現場で反抗してしまうと、大体のケースでは逮捕され1〜2泊留置所に泊まる事になるでしょう。そして車で走行中、パトカーから停止の指示があれば、素直に従い路肩に車を止めます。フリーウエイだと大抵の場合、次の出口で降りてから車を止めるようにと指示があります。後部で、パトカーからスピーカーで指示を出すので、窓を開けてしっかり指示を聞くようにしてください。
車を停車しても、警察官が車の横に来るまで窓を開けて、絶対に車から降りないで待つようにします。また、手はハンドルの上に置いて待ちます。車検証、保険証、免許証の提示を求められるので、何か書類を取り出さなければならない場合は、必ず警察官に説明をして、書類を取り出す許可を得てから行動をするようにしてください。
・ポケットから運転免許を出してもいいか?
・ダッシュボードから車検証を出してもいいか?
確認をしないで勝手にポケットに手を入れたり、ダッシュボードを開けようとすると、警察官は銃を取り出すと思い撃たれてしまいます。また、勝手に車から降りても、反撃して来るとみなされ撃たれる可能性があります。忘れてはいけないのが、アメリカは銃社会です。誰もが銃を所持できる社会なので、警察官も、銃を持っているものとして接してきます。
まとめ
今回は、アメリカ生活!日本とはここが違う。知っておくべきマナー10選と言うタイトルで、渡米前に、前もって知っておかなければならない事を10選にまとめてみました。日本にいるだけでは、わからないし理解できない文化も多いですよね。日本では普通に行動をしていた事でも、海外では奇妙な行動になってしまう場合も多く、場合によっては非常識と思われる危険性もあります。トラブルを起こさないためにも、日本と海外の文化の違いをしっかり把握しておきましょう。
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