心理カウンセラーの資格と種類

資格取得

 


 

 

心理カウンセラーの資格にはいくつもの種類があり、
それぞれ就職に役立つものと、自身の知識・技術を
証明するものがあります。

 

今回は、色々な種類のある心理カウンセラーの資格の
中から、心理カウンセラーになるために役立つ資格や、
就職に役立つ資格などを紹介します。

 

 

心理カウンセラーとは?

 

 

心理カウンセラーとは、ストレスや悩みを抱える相談者
と、相談者が置かれている状況や環境・心理状態を良く
聞いてしっかり
お話しをしながら、把握したうえで、カ
ウンセリングや心理テストを行い、問題解決へと導くお
仕事です。

 

心理カウンセラーが活躍できる場は、医療機関や学校・
企業・地方公務員があり、独立して開業することも可能
です。
実際は心理カウンセラーという名前の仕事がある
訳ではなく、心理カウンセリングをする人達を総称して
心理カウンセラーと呼びます。

 

また、資格を持っていなくても心理カウンセラーを名乗
ることはできます。
しかし、心理カウンセラーとして活
躍をするのであれば、心理カウンセラーに携わる資格を
持っていた方が、知識や技術の証明に繋がります。

また、資格の勉強をすることで、自分自身がより正しい
知識を学ぶことができ、結果的に相談者を助けることに
繋がります。

 

心理カウンセラーに向いている人・向いていない人

 

心理カウンセラーに向いている人

 

相談者の心をケアする仕事なので、相手の心境に興味がある
ことが大前提です。

「人はどういう時に心が動くのか」

「どういう時に傷つくのか」

「どういう時に喜ぶのか」

など、普段からそう言ったことを考えたり、そう言ったこと
に興味のある人は向いています。考えたり興味がある人が向
いています。

 

「相手からよく悩みごとを相談される」

「相手の話しを聴くのが上手」

 

と言われる方も向いていると言われています。相手からよく
悩みごとを相談されるということは、あなたが
聴き上手な証
拠かもしれません。
多くの人は、すぐに判断をし
たり答えを出そうとしますが、
相手の話をよく聴いてあげる
ことが最も重要で、忍耐力も
必要です。相談者にとっては、話しを聴いてもらうだけ
でも
楽になったり、抱え込んだ悩みを吐き出すだけで肩の力
が抜
けるものです。カウンセラーにとって傾聴はとても大切
なこ
となのです。

 

 

心理カウンセラーに不向きな人

 

反対に、心理カウンセラーに不向きな人は、自分の意見を
主張しがちな人。カウンセリングをする上で、

「こうした方がより良くなるのでは?」

と提案をしたり、意見をしたりするスタイルもありますが、
自分の意見を押し付けたり、

 

「絶対にこうした方が良い」

「こうしないと解決しません」

 

など、相手の価値観を否定したりすることは心のケアには、
決して繋がることはありません。多くの相談者は、不安を
抱えてカウンセリングを受けているのに、カウンセラーに
自分の価値観を否定されたりすると、逆に、心に傷をつけ
てしまったり、更には、自信を失くしたりしてしまう可能
性が出てきます。ですので、自分の意見を主張しすぎてし
まう人はカウンセラー向きとは言えません。

 

自分の価値観や判断を押し付けずに、相談者が悩みや問題
を解決できるようにサポートしてあげることが最も必要です。

 

 

 

心理カウンセラーの資格

 

心理カウンセラーの資格には、心理職初の国家資格
「公認心理師」
や、民間資格「産業カウンセラー」
など、
さまざまな種類があります。

 

国家資格

 

国家資格とは、知識・技術が一定水準であることが
国から認定される資格のことです。

そのため、一般的に国家資格でないものよりも取得
の難易度は高めの傾向があります。
心理カウンセラ
ーとして生かせる国家資格は「公認心理師」だけです。

 

公認心理士

 

公認心理師は、相談者やその周囲の人に問題解決
へ向けた援助を行い、心の健康に関する教育や情
報提供を行います。

公認心理師は2018年12月に第1回公認心理師試験が
行われたばかりなため、活躍する場所は、まだ未知
の部分が多いですが、病院・学校・企業など、現在
心理カウンセラーが必要とされている場での活躍が
期待できるのが公認心理師です。

公認心理師の資格を持っていることにより、知識・
技術があると国から証明されるので、就職には有利
になっていくと言えます。

 

 

 

教育機関が関わる資格

 

心理カウンセラーに生かせる資格には、教育機関
が関わる資格もあります。
例えば、日本臨床心理
士資格認定協会や日本心理学会などがあります。

 

臨床心理士

 

臨床心理士は日本臨床心理士資格認定協会が認定
する民間資格です。
主に、投薬をせずに1対1のカ
ウンセリングで相談者の問題を解決します。

臨床心理士の代表的な仕事に、スクールカウンセ
ラーがあります。
他には教育センターや教育の相
談機関などに勤めることもできますし、精神科や
心療内、児童相談所、老人ホーム、少年院、刑務
所でのカウンセリングを行う臨床心理士もいます。

臨床心理士の需要は高まっており、民間資格のな
かでも信頼度が高いため就職にはかなり有利です。

 

産業カウンセラー

 

産業カウンセラーは、日本産業カウンセラー協
会が認定する民間資格です。主に、労働者が抱
える問題や悩みをカウンセリングし問題解決を
サポートします。

産業カウンセラーは、民間企業の人事部や医療
機関、職業安定所などで活躍できますが
、産業
カウンセラーの需要はそこまで高くないのが実
情です。
他の資格と一緒に取得することで、就
職に役立てることができる資格です。

 

認定心理士

 

認定心理士は、 日本心理学会が認定する民間
資格です。
認定心理士の資格には試験はありま
せん。日本心理学会に認定申請し、認定される
ことにより資格が得られます。

 

認定申請できる条件には、16歳以降通算2年以
上の日本滞在、大学・大学院で必要な科目を修
了し卒業する、日本心理学会指定の科目の単位
を取得する、の3つの条件があります。

活躍の場は、療育、児童養護施設、母子生活支
援施設などがあります。しかし、認定心理士の
資格だけでは就職は厳しいです。

ただ、認定心理士は、心理学の基礎知識がある
ことの証明になりますので、持っておいて損は
ありません。

 

 

民間の学会が認定している資格

 

民間の学会が認定している資格には、メン
タルケア心理士や認定カウンセラーがあり
ます。

 

 

メンタルケア心理士

 

メンタルケア心理士は、メンタルケア学
術学会が認定する民間資格です。
基本的
なカウンセリング技法や精神医科学・薬
理学・生化学など様々な視点から心理学
を学び、福祉や医療・教育などの場で活
躍が期待できます。
認知度も高く、様々
な分野から心理学を学んでいるため、就
職にも大いに役立ちます。

 

認定カウンセラー

 

認定カウンセラーは、日本カウンセリン
グ学会が認定する民間資格です。認定カ
ウンセラーの資格は必ずしもカウンセラ
ーの職に就けるものではなく、日本カウ
ンセリング学会のカリキュラムを修了し
た、という証になります。

認定カウンセラーの資格のみで就職する
より、他の資格も取得しておいた方が、
より就職に有利になります。

 

 

今後カウンセラーの需要は増えてくる

 

日本では少し前まで心に不安を抱えた時に専門の
カウンセラーに心理カウンセリングを受けるとい
う事は、特別なことでした。不安を抱えていても
カウンセリングで解決したり軽減したりしようと
する人は、ごく一部の人に限られ少数でした。

 

しかし、他の国(アメリカ)では、心理カウンセ
リングは、社会の中では絶対に必要とされていま
す。企業の部署にも、学校の中にも、必ずと言っ
て良い程、カンセリング部署があります。

 

最近は日本でも、病気になったら病院に行くよう
に、不安になったらカウンセリングを受けるとい
う考えは徐々に浸透しつつあるようです。

 

今後ますます社会は成熟し、価値観の多様性が認
められ、様々な生き方が選べるようになりますが、
人生の中で、選択肢が増えるというのはそれだけ
迷いや生きづらさを産むこでもあります。

 

 

まとめ

 

カウンセラーは心のトラブルを抱えている相談者
を心理面でサポートする専門職です。
近年まで国家資格がなかったためもあり、その重
要性の理解が十分に浸透していませんでしたが、
多様性が認められる社会だからこそ求められる仕
事でもありと思います。

 

まずは、オンライン講座で、心理カウンセリングの
資格を取得して知識をつけた上で、さらにステップ
アップをしても良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

カウンセラーの資格は数多くあります。
最近では、以下のような資格が注目されています。

 

・認定カウンセラー(日本カウンセリング学会)

・学校心理士(学校心理士認定運営機構)

・ひきこもり支援相談士(ひきこもり支援相談士認定協議会)

・精神対話士(メンタルケア協会)

・メンタルケア心理士(R)(メンタルケア学術学会

 

 


 

 

おすすめ!オンライン講座で資格を取得する記事に戻ります。↓ ↓ ↓

 

 



 

コメント

タイトルとURLをコピーしました